サンドアニメーション:砂童日誌 12月16日
そして公演前日の16日。
砂箱の前に立ち、技術のおさらいをして絵コンテの詰め。
本番を前日に控え、もう迷わないぞ、これで行くぞ!と、固い決意で始めたものの、スキだらけの絵コンテを目の前にし、悩み悶えること30分。またしても全面書き直しを決意。頭の中に散らかっているアイデアを総点検するが、まだ足りないから家の回りを歩いてみたり、家中の引出しを覗いたり、空を眺めてみたり、頭を振ったり抱えたり、たりたりたりたり悶々として時間を過ごす。
そしてトンネル脱出。
twitterに「猫から!すべては猫からなんだ!」と叫んだのは9時23分。
ドラマの主役を人から猫に変更すると全てが解決できることに気づいたのを糸口に、演出もドラマも一気にまとまった。
まずは演出メモを作り、それを見ながら時間と座標の割り出しをするのに数時間、そして絵コンテをまとめるのに2時間。午後4時、予定を大幅に遅れて最終絵コンテが完成。
砂箱の正面に絵コンテを貼って、初の通し演技をしながら絵コンテに要所の書き込み。まずまずの自己評価。演技時間はおよそ40分と予定通り。

ここで練習は終わり。6時には砂箱を芝居小屋に運ぶためのトラックが来るので、箱の解体作業と道具の点検をしなければならず、その時間を考慮すると5時でタイムアウト。
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小屋に移動して砂箱を組み立て、カメラとプロジャクターをセットし終えたのが午後8時。この時点でほぼ疲れきっていたのだけど、まだ一日を終えるワケにはいかない。今回、尺八を演奏してくれる坂本君とリハーサル。
ここでハプニング。私にしか分からない小さなことだけど、私にとっては大きな事件。
そりゃもう、しばし唖然とするほど。

湿度がウチと違うせいで、砂がサラッサラッ。
砂が転がりすぎてカタチが決まらない。
なにもかも違う感触。砂も道具も私も、全く同じなのにね。

いままでの練習してきた技術がチャラ。またしても振り出し、ゼロスタートを切らねばならぬような遠い気持。
けど、もうヘコんでる時間もなし。何とかするしかない。
というわけなので、ひたすら砂と戯れ、新しい環境に適応するためのトレーニング。スキーでいうと晴れた日の圧雪バーンと吹雪の未圧雪バーンくらいの違いがある。まだまだ技術的に未熟な私には大事件です。まずは腰の位置。次は膝、いやいや肘が先か、なんてことを考えながら悪戦苦闘、悪銭身に付かず。そして12時、解決の糸口も見えぬまま、疲れきって家に帰って、そのままバタン。
砂で出来たデブの芸者に追いかけられる夢を見て目がさめたのは翌5時半。
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by hikosukea | 2010-12-22 09:07 | ●舞台ライブの仕事
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