サンドアニメーション 砂動日誌:12月30日
つまり今日。ライブが終って早くも一週間。
3日間のライブでは実にほどたくさんのことを学んだわけですが、その後の進展はゼロ。
なぜかというと、サンドアニメーションをする自作の稼台、台ちゃん一号機と呼んでますが、この台ちゃん一号機は、今後の定期公演用ということで、ライブ小屋に置き去りにしてしまったために現在は二号機を制作中なのです。
基本構造は一号機と同じですが、二号機は乗用車でも運べるようにセパレート式になっています。
それと撮影装置の新設。これが今回の目玉。
前回のライブでは準備に時間が取れなかったため、カメラはライトスタンドと撮影用の1脚を組み合わせて、無理矢理にセッティングしたのですが、今回制作中の撮影スタンドは、長い目で考えて様々な工夫を仕込んであります。
本来、ぼくのサンドアニメーションはカメラの動きやレンズの現象など、光学的な遊びを活かした作品作りが目標なので、そのための工夫を考えているわけです。
まずはカメラを自在に移動出来るメカニズム。ルーズカットから砂の粒子が見えるほどのアップまで、一気に移動できる撮影装置。出来れば片手で操作可能なギミックで。
そんな感じのものを、ここ数日考えているのですが、ここにきてザザーンと暗礁に乗り上げてしまいました。基本のメカニズムは前後、左右、上下の3軸。そして可能ならばカメラの首振り。ひたすらクロッキー帳にスケッチを描いて、構造を考えるのはダビンチになったような気分で楽しいのですが、3日も考え続けているとイイカゲン疲れます。そして「よし、もうこれで行くぞ!」と決意したのが今日の11時。
そして、もんのすごくラフな図面とメジャーを片手にホームセンターとハンズを廻り、座礁したのが15時。
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敗因は重量と予算と時間。
予算はまあ、これで完全なものができるぞ!というのなら少々高くついても納得できるんですが、私の場合、本当にちゃんと動くかどうかも分からないのですよ。まずは試作。な気分なのだから、そんなに大枚を叩くわけにはゆきません。
そして最大の難関が重量。
今日の設計通りだと軽く10キロ前後。支柱を入れたら20キロと、とんでもない代物になってしまいます。万が一故障して砂の上に落下したら天板のガラスが割れてしまうこと間違えなし。
理想は、カメラも含めた可動部が5キロ、支柱が5キロ。

ありものの金属パーツで安上がりにすることばかり考えているからこうなるのですね。ちゃんと図面を引いてアルミを切って細工すれば可能なことは分かっているのです。ですが、そんな時間はないのです。年明けにはテレビの仕事もドバッと始まるし、砂の練習も早く再開したいし、せっかちだし!
というワケで、今夜はゼロスタートで再設計ナウなのです。
強度を保ちながらの軽量化って永遠のテーマみたいなものだから、そうそう解決するとは思えませんね。いまは半ばあきらめて、アルミと木で地道に組み立てるミッションを計画中ですが、もしかすると「そうだ!傘の骨と、ハンガーと、自転車のブレーキを使えば簡単だ!」なんていう閃きの瞬間がくるかもしれないなと、薄い希望に胸をときめかせているのです。キラリィン!
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by hikosukea | 2010-12-30 20:45 | ●舞台ライブの仕事
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