コガネノミセ 体長106mm
 一見大柄に見えるこの虫。黒いところだけを見れば手足の長い黄金虫のような体型をしている。ガラス部分は真空のオナラがたまるガス灯だ。
 夜になり、樹液のレストランが虫たちで賑わう時間になると、ガス室には仄かに揺れる明かりが灯る。雑木林のあちこちにポワンポワンと火が灯り、樹液に酔いしれる虫たちの夜が始まる。時おりパリーンと小さな破裂音が聞こえる。音をたてているのはコガネノミセだ。コガノミセの灯りの中で樹液を楽しんでいる仲間たちを捕食しようとする厄介モノがやってくると、コガネノミセのガス灯はパリンと小さな音とともに破裂し、捕食者を撃退する有毒ガスを放つのだ。コガネノミセの尻からはすぐに新しいガス灯が出て来るから、コガネノミセがいる限り、みな安心して樹液を楽しめる。
 コガネノミセの放つガスはウイスキーのような香りがするらしい。ガスにやられた小動物は、さながら酔いつぶれたように地面に落下し、朝までぐっすりと眠ることになる。
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by hikosukeA | 2013-04-03 12:56 | ●オブジェ・イラストなど
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