タグバグ 体長32mm
 百貨店の貴金属売り場のショーケース。いい間隔でレイアウトされたブローチなどのアクセサリーには洒落たブランドのタグがさりげなく、だけどこれ見よがしについている。
アクセサリーなどに無縁な私でも目がいってしまう。何というブランドなのか、幾らなのか?気になって足を止め、タグの文字を読んでいると、ススッと店員が近寄ってくる。そのタイミングで私もススッと立ち去る。公園の木にかけられた「ハナミズキ」などの名前の札も同じだ。特に興味がなくても知らない名前だったりすると、立ち止まって学名やウンチクまで読んでしまうことがある。やはり名札というのは凄い集客力を秘めているのだと思う。
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 某月某日、とある森の日溜まりで・・・正確にいうと、森の中にある博物館のテラスでビールを飲んでいると、白いテーブルの上を葉っぱの破片のようなものを引きずって歩いているアリが通過した。「頑張ってるなぁ!」と思いつつ眺めていると、百貨店のショーウインドーを思い出した。ちょっと前から気になっていた虫のアクセサリとタグの関係。それがそのまま歩いているように見えた。iPhoneで撮影したかったけど、案外早いのと小さすぎるので撮影ができず、ノートにメモをしているうちにアリはいなくなってしまった。そして今朝、3ヵ月の月日を経て、その記憶はタグバグに封印された。

レシピ:七色唐辛子の外蓋をアレやコレやと加工してこんな風合いにして、針金の足の触覚をつけて完成。タグはボール紙にティーバッグの紙と紐。上からの撮影なので分かりにくいが、タグとのイメージ的な兼ね合で、普段のオブジェよりも足が長く、四輪駆動車のように走破性の高さを感じるデザインにしてみた。
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by hikosukeA | 2013-04-03 13:40 | ●オブジェ・イラストなど
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