「浮世絵えほん・東海道五十三次」
「浮世絵えほん・東海道五十三次」初回放送が終了しました。
みなさん御視聴ありがとうございました。心から感謝いたします。
 また、これまで同様、毎週金曜日の「てれび絵本」では「えほん寄席」シリーズ全70作「富嶽三十六景」シリーズ全3作「浮世絵えほん・東海道五十三次」シリーズ全10作を再放送していただく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

 なお4月1日からの放送時間が6:40〜6:45に変わります。最初に聞いたときは「え〜、なんか降格した感じだんぁ・・・」と思っていたのですが、視聴率的には朝の仕事で忙しい8時台よりも7時前後の寝ぼけタイムのほうが見てもらえるのだそうです。プラス睡眠学習効果が加われば、ぼくの名前を憶えてもらえて嬉しいです。
 ところで今朝は「浮世絵えほん・東海道五十三次」の直前に放送された「英語であそぼ」でも、以前作ったぼくのアニメーションが流れていました。最終回に合わせてサービスしてくれたんでしょうかね。NHK様どうもありがとうございます。
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■放送が始まってからよく質問されるので、ちょっとだけメーキンング解説をします。
下の画像は浮世絵をアニメーションにする前の下仕事を分かりやすく並べた画像です。(右上が元の浮世絵)
 まずフォトショップというソフトウエアを使い、浮世から人や小物を切り抜いて、穴のあいた浮世絵は描き足し、切り出した人の絵は、動きを想定しながらパーツに分けます。この作業が絵にもよりますが15時間〜20時間。使用するツールは一番原始的だけど間違えのないケシゴムと輪投げセレクションツールのみ。
 そしてアニメーションをつくるアフターエフェクツというソフトに読み込み、再度、元絵と同じ状態にし、パーツに関節をつけ、動きの重心を決め、3次元空間に組み合わせ、再配置します。
 そして元の浮世絵に描かれた景色から、前後数秒のドラマを考え、それに準じてカメラの動きを決めます。次に動き出しから6秒後に元の浮世絵(右上)と同じ構図になるようなアイデアを考え、あとはひたすら地道にアニメーションを作っていきます。この仕事がだいたい6時間〜20時間。これが53枚と出発地点と品川と終点の京都をいれて55枚。
55枚、全部を動かし終えた瞬間は、スーパーマンのように空が飛べるんじゃないか、と思うほどの開放感でした。
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by HIKOSUKEA | 2013-04-03 16:12 | ●アニメーションの仕事
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