<   2011年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧
「めから かいこうせん」
a0028360_1274437.jpg

先週、偶然店頭で見つけた「めから かいこうせん」青幻社発行、税抜き1000円
何となく、これからの自分の仕事と共通するものを感じ取ったので買ってみました。

単語帳くらいの大きさのパラパラアニメ本ですが、これがスゴイ!
表題通り、目から怪光線が発射されます。
真上から見るよりも、少しはなして斜めから見た方が感動的です。
a0028360_1275682.jpg

完全に3Dだし、完全に飛び出す絵本。
シンプルなアイデアの中に、アニメーションの魅力とライブ感覚がパッケージングされていて完成度が高いです。
怪光線を発射中の写真はシャッター速度1/15秒。
人間の視覚は通常1/15。パニック時には1/60くらいまでの画像を認識できるようになる、という話しを読んだことがあるのですが、写真で見る限りその通りです。
1/15で撮った写真は、まさに目に見えるとおり。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-22 12:09 | ●Life Shot !
酔っぱい話し
昨夜、居酒屋でメールをチェックしたら仕事関係のメールが一通舞い込んで来た。
「先月納めていただいた17話の件ですが、主役の子にケシゴムが刺さっていて気になります。直していただけませんか?」といった内容。えっ、そりゃ確かに変だけど、一月前に納めた仕事なんて、もう内容なんて憶えてない。それにしても消しゴムが刺さってるって・・・いったいどういうシチュエーション?そんな話しあったかな?
さっそく家に帰って直そうと思いつつも酔いどれな時間が経過。
a0028360_9301120.jpg

日が変わって家に帰り、しばらくしてから思い出し、さっそくムービーファイルをチェックしてみると。あったあった、01:30〜01:40の付近。道で転んだ男の子がカバンの中身をぶちまけてしまうシーン。確かに消しゴム刺さってる。ん?だけど、よく見たら消しゴムじゃなくてキャラメルだよ。はははははっ。と笑いながら修正をして、レンダリングをしながら残っていた白鶴を飲みほして一件落着。

そして今朝。昨夜の修正を見直すと。今度は頭に歯ブラシが刺さってました。
酔っていて、間違えてやってしまったのか、あるいは笑いながらわざとやってしまったのか。それとも、もともと頭に歯ブラシは刺さっていたが検閲するテレビ局の人が誰一人として気が付かなかったのか?謎です。そして、あまりのバカらしさに誰にも確認を取りたくない心境です。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-21 09:31 | ●食事と酒と
砂・雪・オブジェ・のライブアニメーション
a0028360_10251428.jpg

これは前回のライブアニメーションのラストシーン。
写真を整理していたらこんなのも出て来て、おやおや?な感じです。おやおやこれは案外かわいいね。バックライトを消すと絵の表情がまるで違ってくる。温もりが丸出しな感じでカントリーな感じが絵心をそそります。これ、使わない手はないな、絶対イケるな!なんて次回に向けてのアイデアはてんこ盛りです。
a0028360_10265624.jpg

それとコレ。雪!この雪はかぐらスキー場の頂上付近で撮影した雪。このクリーミーだけどサクサクな感じ。見てるだけでウズウズしてきます。スキーじゃなくてスノーアニメーションですよ。
a0028360_10271618.jpg

可能かどうか分からないけど、季節限定ライブで出来たらいいな、なんて妄想もしています。バーンと大きな雪の壁を作ってナイターゲレンデにプロジェクターで投影したら暖かいだろうなあ。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-20 10:27 | ●舞台ライブの仕事
わたしなどエレガンスとは無縁ですが・・・
奥様、お元気ですか?
スキー場での昼下がり。突然の吹雪から逃れて入り込んだゲレンデのカフェテラス。ビニール製の庇の下でヤッケの雪を払い落とし、凍える指先を暖めるようにして飲んだ缶コーヒーの甘さ。缶コーヒーひとつから、そんなあの日のことを思い出すことはありませんか。
(永遠のナイスガイ細川俊之さんに合掌!)
a0028360_11504541.jpg

で、まあワールドなエレガンスタイムはこれで終了。
今日からしばらくはテレビ仕事。ここ一年の総決算的な最終回の作り込みです。
現状自室にセットアップ中の砂の台ちゃん二号機が制作途中なので気にかかりますが、ま仕事が大切ですからね。

だけど、ちょっとだけ時間を巻き戻して砂の話し。
年末のステージを終え、新たな創作意欲にかき立てられて台ちゃん二号機の制作にとりかかりつつ、テレビの仕事やらスキーやらをヤラヤラして、早くも1月18日。すでに2週間の予定超過。その最大の理由は撮影台。
a0028360_11514534.jpg

これがとっても難しい。一号機での撮影は既成の撮影スタンドを工夫して固定カメラでの撮影だったけど、もともとの計画ではカメラは可動式。カメラワークを活かした作品にしたかったワケです。結局、時間的に無理だったので諦めましたが、今度は真剣に取り組んでいます。
そんなワケで前後上下左右を片手で自在に移動できる夢の自在カメラ台を製作中です。
正月前から設計を初めて、その複雑さに何度も挫折して、カメラ台の模型を作りながら年を越して、なんとかかんとか仕上がりが見えてきて、いまのところ50%くらい完成。可動部は四カ所です。前後の軸、左右の軸、上下の軸、アングルの軸。アングル以外は全て素材命のフリクション式。
完成して、左手で縦横無尽にカメラを操作する自分。プロジェクターに映し出される新鮮な映像を想像しただけで胸が踊ります。シーハイル!・・・ちょっと違うか。

それでは奥様、またお会いしましょう。


________________________________
[PR]
by hikosukea | 2011-01-18 11:53 | ●Life Shot !
またしてもスキーの日記ですけど。
16日の日曜日。
カスタムしたストックを持って、またしても石打丸山スキー場。
メンバーは地元のアルコールチーム10名。寒波が来ていることも吹雪いていることもガッテン承知の介で、朝6時58分の新幹線に乗って大雪真っ最中の魚沼に到着。
a0028360_1171346.jpg

ゲレンデは相変わらずの深い湿雪。気まぐれな風に踊る、硬い雪に叩かれて、滑れや滑れどこまでも!なんつって勢いをつけても寒さには勝てるワケない。昼前には完全なヘタレムード。
a0028360_1182363.jpg

そそくさとゲレンデ内の焼き肉屋に退避。焼き肉を食べて、ビールと八海山と久保田で充電して1時30分には満充電。
いつになっても充電の終らない数名はテーブル前に居残り。
外の景色はこんなんだからしょうがないけどね。
a0028360_1184572.jpg

吹雪の中を滑っていて一番厄介なのは眼鏡。
昨年買った曇り止めの超高級レンズは、そこそこの寒さ、たとえばラーメン屋に入った瞬間や電車に乗った瞬間などでは効力を発揮するものの、雪吹き荒れる厳寒のスキー場では全く効果なし。今年はコンタクトかなぁ、と思いつついまだ眼鏡。なぜかと言うと「吹いたら滑らない!」といつも決めているからで、とはいえやっぱり滑るのが好きなのか、結局一日中滑ってる。
5分滑っては眼鏡の表面で結露した氷を剥がし、また5分滑っての繰り返し。ちょっと真剣に考えなきゃな。
a0028360_119366.jpg

4時すぎ、満充電にならず終日焼き肉屋で宴会をしているヘタレメンバーのもとへ戻りひと休み。すぐにナイターの照明が点き、全員で麓を目指して滑降。
この頃には風も雪もおさまり、温度も下がって雪が締まっている。ナイターの照明で雪面もよく見えている。ちょっと寒いけどゲレンデは最高のコンディション!
a0028360_11101849.jpg

気が付いたときには「ナイター券一枚下さい!」ぼくは一人山に残って、他のメンバーは街の居酒屋へ。
ほとんど人のいないナイターゲレンデは最高。
a0028360_11104210.jpg

ヤッホーな気分で一人黙々と滑っていると、ゲレンデの下から山の上に向ってウネウネと揺れながら登ってくる大きな竜巻。その姿は、まるで映画セットのよう。その姿を撮ろうとしてモタモタしているとグングン近づいて来たので慌てて退散。ビデオに撮りたかったなぁ・・・。

街の居酒屋で仲間と合流し、雪山の神様に乾杯して無事終了。それにしても竜巻のブロマイド作りたかったなぁ。また会える日が楽しみです。

Photo : iphone

______________________________________________
[PR]
by hikosukea | 2011-01-17 11:11 | ●Life Shot !
ここ何日かの日記。
一週間ほど仕事に追われてブログをお休みしていましたが、今日から再開。
12日。仕事は予定通り完パケ。テレビ局で打ち合わせをしてお茶の水に行って新年会に行って、という予定だったのが、インフルエンザの猛威で打ち合わせが延期。
そこで早速、お茶の水に直行です。目当てはモーグル用の軽い板。ネットで調べたものを現実に手にすると想像を上回る軽さに感激して即買いです。
a0028360_13301894.jpg

a0028360_13303273.jpg

板はK2の244。ビンテージ風のK2デザインと軽量化のテクノロジーがいい案配。ビンディングはMARKERのSQUIRE11。これもビックリするほど軽量で、軽量感をあおるようなトイ風のレゴカラーデザインも秀逸。板2枚とビンディング2セットでわずか3、9キロ(我が家で実測)のスキーセットの完成。家にあるビンディングタイプのショートスキーと較べてみたら、ショートスキーよりも200グラムも軽量だったので、ちょっと驚き。
a0028360_13304374.jpg

a0028360_13305469.jpg

そして翌日13日。早速一人でドカ雪の降る越後湯沢の石打丸山スキー場に行ってきました。雪が重い深雪だったのでモーグル板だとちょっと辛いのだけど、それでも軽い板の取り回しの良さに感激して、寒い寒い雪の中を飽きもせず、朝の8時半からナイターまで一気に滑りました。
a0028360_14291850.jpg

そして昨日は激しい筋肉痛を堪えながら仕事の続きをして、夜は仲間とパーっと酒を飲んで、おやすみなさい。

そして今日、まだまだ筋肉痛です。
今日、まず最初に解決するべきは、ずっと気になっていたスキーストックの不満。本当は昨日買う予定で店をまわったのだけど、気に入ったものに巡り合えなかったので、自分でカスタムすることを決意。
そしてついさっき。やってみると意外なほど簡単でした。
まずグリップ。これを抜くのが最大の難関!と思っていたけど、よく見るとグリップのトップにネジがあったのでこれを抜いて、ポールをバイスに固定すると、たやすく抜けました。自転車のグリップよりずっと合理的な造り。
あとは金ノコでギコギコすると簡単に切れました。カーボンってもっと硬いと思っていたけど、ちょっと固い木材程度の力でOKでした。
a0028360_133274.jpg

a0028360_13321811.jpg

グリップをもどしてマイナス5センチのカスタム終了。
グリップのベルトも簡単に取り外せることが分かったのでイイこと思いついちゃった!
さて、いまから次なるカスタム。うっしっし。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-15 13:34 | ●Life Shot !
11月19~26日の砂洞日誌
19日、二枚目のガラスを受け取る。ライブ本番まで一月をもないのに、この頃から仕事も忙しくなり、頭は混乱してくる。砂、仕事1、仕事2、と3つの仕事をヤリクリ。もともと、そういうことに耐えられる頭の構造ではないので、空いた時間は常に放心状態か、眠りに落ちて、かっくんかっくん夢の中。
a0028360_12272748.jpg

20日、砂の筐体を囲うための外壁が完成。照明もいい具合に完成した。砂の取り組みは、テレビ仕事の間隙を縫って日に3時間程度しか割けないのだが、適度な切迫感が集中力を高めてくれるので、日々の成果は大きい。
人生初の砂アートということもあって、子供のような吸収力で砂との付き合い方を学んでいる自分が不思議なほど。

21日、外壁の一部が崩壊し砂が溢れ始めたので、あわてて補修。
砂には慣れてきたが、まだアニメーションとしてのシナリオが出来ていないので、絵コンテを描き始めることにする。
・・・だけど待てよ、ライブアニメーションの絵コンテって、どう描けばいいのだ。
この時まで少しも難しいとは思っていなかったライブ用の絵コンテ。要するにカンペか?いやそうじゃないよな。意味としては楽譜に近いな。絵の楽譜。ちょっとメルヘンな感じ。
a0028360_12274157.jpg

22日から26日にかけては仕事が大詰めで、まともなメモが残っていません。momentoでツイートを見る限り、かなり混乱してますね。混乱の中で無理矢理時間を割いて砂をいじっていたようです。混乱のなかで使えそうもない造語の絵コンテ用語がたくさん誕生してるんだけど、ストレス解消のために遊んでるような感じかな。

砂で次々と好きなを絵を描いて練習する=フリー
形状変化の面白さだけで魅せる=モフ
意外な演出で驚かす=ハナビ
エロチックなラインで興味を引く=ベリー
人の顔の入れ替え=zススラム(意味不明)
ポカンと広い構図=スラトン(たぶん、うすらとんかちの略aススラムと関係ありそう)
[PR]
by hikosukea | 2011-01-08 12:28 | ●舞台ライブの仕事
11月15~18日の砂洞日誌
15日。駅前のガラス店に行きガラスを発注。厚みは5ミリ、寸法は100×70センチ。これがわたしの部屋で作業できる限界サイズ。年末は忙しいので出来上がりは17日朝9時だって、しかもここまで取りに来てくださいって・・・まいいか。やけに仕切りが細かくシャイなガラス屋さん。

それらしく仕上がった筐体に、とりあえずアクリル板を置き砂を撒く。
手に、乾いた砂の冷たい感触が気持いい。今度は空間もすっきりして台も安定しているからなおさら。そのまま4時間ほど砂で絵を描きながら台の微調整。立ちぱなしと中腰が腰にキツイので少し台を高くしてみる。本当は脚ペダルでその時の調子に合わせて自在に調整したいところだな、なんて思うが、そっちに凝り始めると収拾が着かなくなりそうなので余計な考えを振り切って砂に集中。Youtubeでウクライナちゃんのライブを見てマネをしたみたり、国吉康夫の画集を引っ張り出して模写したりと、何をしても面白いが巧くはいかない。特に細かい描写が最大の的。下からのハロゲンライトは目にも辛く手も汗ばむ。砂で描く作業は、常に砂を運ぶ作業なので筆の作業よりも労働力が大きく、集中すると20分で汗だく。
a0028360_11285779.jpg

一番気になったのは、やはり照明。インターネットでサンドアニメーションを調べていると、砂のコマ撮りアニメーションを作っている作家に行き当たり、メーキングを見ているとそこにヒントがあった。彼の作業台はガラス面が二段になっている。おそらく上が透明で下が磨りガラス。
これなら光の調節もしやすいし、トレースしながらの練習もできそう。この作家をセンセイと仰ぎ、私の筐体も2段式に変更することを決意。

16日。日昼はテレビの仕事。夕方、地元のハンズに行くが探し物が見つからず、新宿ハンズで調光用のスイッチと加工しやすそうな照明ソケットを物色。
深夜、まだアクリル板の置かれた筐体で砂のレッスンを3時間。
時間を計りながら、線を引いたり円を描いたり、といった基本的と思われる技術を書き出してレッスン。
a0028360_11294644.jpg

17日朝、目覚めと共に砂のレッスン開始。ツーッと綺麗な線が引けるようになった。と思ったら最初の一回だけ。でも、ちょっと巧くなった気がする。
9時、約束通り駅前のガラス店にガラスを受け取りに出かける。少し心配だったがガラスは注文通りの仕上がりだったので、もう一枚追加注文。
筐体を2段式にするための変更点をまとめ、新しい図面を書いてホームセンターに行く。前回は久々のホームセンターで時間がかかったが、今度は二回目なので、わりとスムーズに買い物終了。
部屋で2段式にするための改良に取り組むが、設計に誤りがあって巧く組み上がらない。やむを得ず全て解体し、最初から考え直し。結局この日は成果なし。
a0028360_1130925.jpg

18日。真っ先に昨日の続きに取り組みたいところだが、テレビの〆切が迫っているので日中はテレビの仕事。夕方、少し先が見えたところで仕事を中断し、再びホームセンターに買い出し。
今度はきっちりと仕上がる。
深夜の寝静まった時間、箱の中に仕込んだ灯りにぼんやりと照らされて砂を操る。
怪しく、そして清楚な時間に酔いしれる。実際、酒飲んで酔ってるんだけど。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-07 11:31 | ●舞台ライブの仕事
11月13〜14日の砂洞日誌
前日に学んだ僅かな経験をもとに筐体の設計。設計といっても落書きに数字が書いてあるだけの、お粗末なやつね。
で、ここで一応おさらい。

1、まずアクリルは静電気が溜まってダメらしいからガラスを買う。
2、ハロゲンではライトが集光しすぎる。白熱玉で周りを白板かレフで囲んで2灯で散光を強くして調光装置をつける。
3、ガラス面の大きさは、もう少し広いほうがいい。
4、ガラス面の高さは実際にやってみないと分からないので調節可能なものを作る。
5、おそらくどうやっても砂が散るので、自室を保護するためのマットを敷く。

だいたいこんな感じで検討してホームセンターに向う。
お目当ては昔ハンズなどで扱っていた「ファングル」という商品だが、ファングルはもう作られていないので、似たようなヤツ。と思って探したら、すぐに見つかった。名前は「アングル」たぶん当時の子会社とかが作ってるんだろうね。お店の中で図面とメジャーを片手に設計図と睨み合うこと3時間。クタクタに疲れて、買った物をタクシーに押し込んで一息ついたところで携帯が鳴って、来年度のレギュラー仕事の依頼。何かいい日だぞ!と一気に元気復活。
帰宅して、さっそく筐体を組み立て始める。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返し、2時間ほどでフレームのパーツを組み上げるが、全体を立ち上げるためのスペースがないので、次は部屋の片付け。
a0028360_9285375.jpg

これが結構手間取った。こんなですからね。タブレットの向こうに画材が山盛りになった机があるんだけど、これをキーボードのあたりに移動して、あれをこうしてと肉体派パズルな感じで汗だくになって何とかスペースが出来た時点で、この日は燃え尽きました。

そして翌14日。
部屋の片付けの続き。机や棚の大移動をして、6畳の仕事部屋に1、5畳の程の空間を確保することに成功。次はホームセンターで床用のクッションマットを探す。クッションマットは砂が取りやすく砂が見えやすいのを前提に台所用のアイボリーをチョイス。120×180センチ、ちょうどいい幅のものがなかったので予定より幅が10センチ小さめだけど安いからOK。
さっそく部屋に敷く。何もない空間にできた白い床は気持良く、それだけでも妙な達成感があってくつろいでしまう。
午後は、筐体の残りを一気に組上げる。パーツは金属で十分な強度を持っているが、精度がイマイチでレゴのようにキッチリとはいかない。あちこちが歪んでなかなかキレイな水平面が出ないので、ねじを締めたり緩めたり、スペーサーを入れたりして四苦八苦し、何とか仕上がったのはもう深夜。14日はこれで終り。テレビの仕事の年末年始の段取りを考えてスケジュールを紙に書出すと、あまりの過密さに目眩を感じつつ、日本酒をすする。
a0028360_9291668.jpg

そういえば、この頃から紙と鉛筆の生活が復活です。
夏にpadを買って以来デジタルオンリーでメモ帳も鉛筆も排除したデジロハスな暮らしていたのですが、ホームセンターで図面片手に買い物の時も、散らかった部屋での緊急メモも、ipadでは辛くて、夏まで使っていたクロッキー帳とペンのセットが華々しく復活しました。
a0028360_9292965.jpg

[PR]
by hikosukea | 2011-01-06 09:30 | ●舞台ライブの仕事
11月11日の砂洞日誌
11月1日は砂の決意をした日だったけど、その後Macの不調で仕事が滞ったため失速。なんとかマシンが復活し仕事が収束したのが10日。
そして11日、砂の世界に向けて舵をとってエンジン始動。

まずは砂探し。以前からインターネットで調べていたけど、分かったことといえばウクライナちゃんが使っている砂はウクライナの砂らしいということだけ。あれ、違うかなハンガリーだったかな?どちらにしても入手が難しそうなので最初から除外。すると普通に手に入るのは園芸用、土木用、金魚の飼育用、昆虫ブリーダー用、砂絵用、といったあたり。ホームセンターを色々と物色して、最終的に私が選んだものは金魚の飼育用の川砂。
理由としては、入手が楽。海砂より重く粒子が細かい。の二点。

次は砂のステージとなる支持体。ガラスあるいはアクリル。これは悩んだ末に、アクリル板、厚さ6ミリで60センチ×90センチのものに決定。その他、重ねて使って磨りガラスのような効果を出すのが目的で、2ミリの厚の半透明のアクリル板を買った。
ガラスを止めてアクリルを選んだのはガラスよりも手軽で軽いという理由から。

一日中、歩き回ってアクリルと砂2キロを買って家に帰り、11日は終了。
アクリル板と、金魚の絵が描かれた砂の袋を部屋の隅に置くと、はっと我に帰る。こんなもので本当に何か出来るんだろうか・・・だけど、やっぱり出来ませんでした。っていうのは、やだなぁ、カッコ悪りぃなぁ。などと考えてちょっとテンションが落ちる。

翌12日朝。
アクリル板に貼られた保護用の紙を剥がすところからスタート。これがかなり手こずる。
アクリルの端に爪を引っ掛けて少しずつ剥がしていくが、すぐに切れて接着面の薄紙がアクリル板に残ってしまう。中腰での作業で腰がつらいが、続けているうちにコツを発見。板の端ではなく、中央から端に向って剥がすようにすれば簡単、しかも綺麗に剥がれる。おそらく板の端より中央のほうが接着力が弱いのだな。う〜ん、と己の洞察力に感心し、暫し悦に入るが、本当に利口な人は最初に気づくよな・・・。そんなことを考えているうちに保護紙剥がし作業終了。

次にアクリル板を乗せる台。まだ筐体などは作っていないから、とりあえず下が透けて見えるような何かはないか?と家中を物色し、見つけたのはデジタルピアノ用の折りたたみ式スタンド。
ちょっと低いんだけど、とりあえずだから仕方ない。
スタンドを広げてアクリル板を載せたあとは、砂の飛散防止用の板をスチロール板で制作。高さ数センチ。内側と外側からマスキングテープで慎重に目張りをして、スタンドの内側にはハロゲン60Wのクリップライトを仕込んで完成。

砂の入ったビニール袋をハサミでカットし、ちょっと緊張してアクリル板の上に砂を撒く。さぁーっと広がる砂の音と共に、部屋の中に、とても厳かな空気が広がる。
部屋の中に砂場ができた。
ちょっと嬉しいワクワク感、というより、ものすごく嬉しい感じ。

なんだろう、この幸福感。
カチッと音が聞こえるほどしっかりと、頭の中のスイッチがオンになる。
部屋の遮光カーテンを閉じ、ライトを点灯する。
バックライトに映し出された砂の波紋が美しい。
もう何も手を加える必要がないほどの美しさ。
だからといって、ここでやめたら単なる芸術になってしまうから、それはNG。
心を鬼にして手で砂を掴むと、ひんやりと冷たく乾いた感触が伝わる。
もう本当に最高。
今度こそこれで終わり。この上で何か作るなんてバカらしいこと、する必要ない。

この日の”砂場メモ”によると、私は自分の視界に入る砂とアクリル板以外、何も目に入っていなかったらしいです。メモにはただ「砂と戯れて20分。興奮のあまり記憶が散漫。」とだけ書かれているので泥酔した酔っぱらいのような状態だったのか。
夢うつつのまま砂と戯れること数時間。ふと気が付くと、そこらじゅう砂だらけ。
よく見るとテープに穴が開いてる場所があって、その下は砂時計のように。
今後のことを考えると家中砂だらけになるのは大問題だが、他にも問題は山積み。
a0028360_1021165.jpg

まずは画面の広さ。技術不足もあるけど、指先では細い線が描けないため、画面に全身が入るよなサイズの人間を描こうとすると、顔の表情がほとんど描けない。といって私の部屋ではこれ以上大きなものを置くことはできないので、これで何とかするしかない。

それと静電気。これは意外だった。たぶんガラスではなくアクリル板を使ったため。アクリル表面で砂がプチプチと跳ねているのだ。細く薄い線などは自然消滅してします。これは利用すれば面白い効果だけど、やはり落ち着かない。

いくつかの問題はあるものの、砂で描く爽快感をみつけたことに較べたら小さなこと。
デタラメでも何でもやったもの勝ち!な気分を味わえて本望。これでもう迷わずに進める。
夜は砂場の筐体を作るための設計図を書き、明日からは本格的に下地作り。
[PR]
by hikosukea | 2011-01-05 10:21 | ●舞台ライブの仕事